こんにちは、秀光ビルドです!
近年の不動産市場活性化の背景の一部として、
相続税対策が注目されていました。
人によっては子供や孫に向けて、
多くの資産を残しているケースもあるでしょう。
そして相続するタイミングというものは、
多くの方は予定があるものではありません。
突然の相続の可能性もあるため、
相続税に対する知識を持っておくと安心です。
今回は、相続税対策と不動産の関係をご紹介します。
チェックポイントその1 「相続税の基本とは?」
最初に押さえておきたいのが、相続税の基本です。
なんとなく理解している方も多いと思いますが、
「亡くなった方の財産を相続し、それに対して税金がかかる」
というところまででしょう。
一般的には、親が亡くなり子供が遺産を相続することが多く、
その遺産総額が基礎控除額を上回ると相続税が発生します。
そのため、基礎控除額以内の相続であれば、相続税は発生しません。
基礎控除額の計算式は、
「3,000万円+(600万円×法廷相続人の数)=基礎控除額」
とされています。
法定相続人とは、血縁関係者などその順番は決まっており、
遺言書がある場合にはそれに準ずる形です。
この計算式でいくと、法定相続人が1人であれば、
3,600万円が基礎控除されます。
チェックポイントその2 「不動産購入が相続税対策になるのか」
相続税対策で不動産を購入する理由の第一は、
節税になる相続方法だからです。
相続は不動産以外にも現金や株式を始め、
いろいろなものがありますが、
例えば現金5,000万円を相続したら
5,000万円すべてが課税対象となります。
その他の不動産や株式といった場合には、
評価額という時価で算出され、
不動産の場合は建物の固定資産税評価額と
土地の路線価を基準に評価額が決まります。
固定資産税評価額や路線価は、
実際の価格よりも7割~8割で評価されるため、
実際の購入価格よりも下がるため節税が可能です。
現金と同じ5,000万円の土地と建物を相続したとしても、
70%の評価額となった場合、3,500万円の評価額となるため、
現金と1,500万円の差がでてきます。
チェックポイントその3 「将来を考えた相続税対策」
不動産にして相続をすることは、
大きな節税対策になることは間違いありません。
子供や孫に負担をかけないためにも、
将来的な相続税対策を考えておくことはとても大切です。
急な相続では、準備しておく期間もなく、せっかくの相続が
無駄な相続の仕方になってしまう可能性もあります。
相続を不動産にすることで、
大きな節税になることは嬉しいポイントです。
相続の仕方で損得が出てしまうので、
節税できる部分はしっかりと行い、
将来のことを見据えて準備しておくと良いでしょう。